NLP系営業本について

「NLPで買う気にさせる!」な~んて本が出てる。
はっきり言って、嫌いである。
何がイヤかって言うと、使えないから。

そんな本一冊読んで、営業現場で相手の目の動きから、
心理状態を判断してとか、できるわけないじゃん。
NLPの基礎コースの内容を、た~だ説明しているだけ。
もっと簡単に使える方法も、載せたらどうなのかと言いたい。

営業で最も重要な事はなにかの説明がない。
何が重要か?信頼関係を築く自分の姿勢だ!
自分の信念や価値観の見直しなしに、進むわけがない。

それなのに、NLPの極意とか平気で書いてしまう…。

NLPは、他人にやるのは難しい。安全な空間で、ある程度の経験が必要だ。何でかって言うと「相手はできる限り最善の努力をしている」なんて、
緊張感のある営業場面で、思いこめないでしょ?

あぶなくて…。飛び込みで、こわ~い会社に迷い込むこともあるんだし。

で、いったい何が言いたいかと言えば、
営業本だったら、まずは「売りたい自分」と「売りたくない自分」を、
仲良くさせる事が大事だと思う。

それと、相手の使ってる言葉をそのまま使うこと。
そうすれば、全く言い換えの弊害をなくすことができる。

その後さらに、営業する商品やサービス自体の説明スタイルの練習。

目の言葉   →見える・明るい・はっきり・空間
耳の言葉   →聞こえる・ささやき・メロディー・声色
体の感じの言葉→感じる・つかむ・手触り・居心地

同じ商品説明を、それぞれの感覚器に合わせた表現で書いてみる。
そして、最後は3つ全てを織り交ぜた、ものにする。
自分の中の、得意な感覚と不得意な感覚を調べて、
より豊かな表現のために練習する。
これは、営業先の担当者と信頼感を持って話しをする、
スゴイ重要なこと。


とにかく今すぐ使える事が、入り口としてすごく重要だと思う。
その後、より深める方向に行けばいい。
きっと、NLP営業本の人は、元々できる人だったのかと思う。
天才は、人に教えるのが下手なことが多い。
それは、意識しないでもできてしまうから…。

才能がなかなか開花しなくて、意識して努力した人は、
教えるための言葉を持っている。

本来はNLPで、天才のやり方をモデル化して、
万人に使える形にする方向に行くべき何だけど、
そんなNLP本にはお目にかかったことがない。

日本の天才で一番スゴイ人は誰だかは知らないけど、
そのモデル化は、NLPで飯を食ってる人には、
おいしいネタだと思うんだけどなぁ。


あなたも長島茂雄になれる!
ミスタージャイアンツの戦略モデル byNLP


まだ翻訳されてないけど、アメリカではディズニーの戦略や、
天才になる方法がNLPでモデリングされてる。
どんなものか興味津々である。










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